お出かけや子供の発表会でビデオ撮影を楽にするアイテム【ハンドグリップ】

3Dプリンター

日常に『あったらいいな~』を
何にも縛られず、
自由に考え、
好きなようにモデリングし、
3Dプリンターを活用してモノづくりをしているゆうらるです。

このブログではものづくりの案出しから構造の検討、
作ってみたらどうだったのかをゆる〜く書き連ねております。
DIYやモデリングの参考になれば嬉しいと思っています。

 

今回はロケ番組でよく見るビデオカメラのハンドグリップを作ろうです。

作ろうと思った経緯

なんでそう思ったのかというと、12月末にディズニーランドに行った際にビデオカメラを持つ作業が煩わしいなと感じました。

通常写真のようにバンドに手を入れて固定しますが、
12月のディズニーは寒くて手はかじかむし、
手袋をしていたのでやづらいなぁ~と思いました。
しかもカメラを掴んでる状態ってなれない形なので疲れません?

夢の国の中でじゃあどうすればいいかなぁと考えていたら、
なぜか宮川大輔さんがビデオカメラを持ちながらロケをしている様子が思い浮かびました。
お祭り男の法被を着てましたw

持ち手がただの円柱に固定するタイプでも
楽天とかで見ると2,000円くらいするので家族の動画を撮るくるらいの自分にとっては買うには「う~ん」の値段に感じました。

せっかくだから自分の手の形に合ったグリップを作ろうと思いました。

?の形で握れたら使いやすそうです。

 

モデリング開始

早速Fusion360でモデリングです。

手の形に合った形状はYoutubeでみたメーカーズラブさんの
「基本のスイープを使ってグリップを作る」を活用させていただきました!

メーカーズラブさんの動画は本当に勉強になります。
ちなみにリンクはこちらです。
https://youtu.be/2hnNzVFdpCI

で、作ってみたモデリング作業内容を動画にしてみました。
(もう時代遅れのムービーメーカーで作業しました)

https://twitter.com/yuular_0114/status/1482158747594403840?s=21

 

 

 

ただ、この時の構造は全然ダメでした・・・

 

問題点

問題点は2つありました。

①カメラ締結用ねじの固定方法

接着剤でねじを固定することを考えていましたが、
高強度なものは安く手に入らないことを悟りました。

2千円でモノが買えてしまうのでそれよりは安く作らないと意味がない。

なので、安い接着剤が使えるかダイソーさんで2種類接着剤を買ってきて試してみました。

  • 1液のプラスチック用GPクリヤー
  • 2液のエポキシ樹脂

それぞれ廃材のPLAに塗布して試してみましたが、

1液のプラスチック用GPクリヤーはくっつくけどぐらぐら動いてしまう。

2液のエポキシ樹脂は一瞬いい感じじゃんと思いましたが、ちょっと力を入れるとパリッと取れてしまう。

これでは結構重いビデオカメラを固定するには不向きです。

 

 

じゃあどうしようかと考えていた時にもう一つの問題点を思いつきました。

 

 

②ビデオカメラ装着時のグリップの向き

市販のものはよく考えられてますね。
ただの円柱ならねじを回していったときにどの向き締っても問題ないですよね。

ただ、今回の形状ではレンズの方向に向きを合わせないと手の形に合わせたスイープの意味がなくなってしまいます。

 

①と②を改善するために再考しました。

 

再モデリング

①ねじ調整構造

毎回向きを合わせられる構造が必要なので、ねじの締り具合を調整する必要があります。

固定する寸前でレンズ方向にグリップを合わせるような機構を考えました。

それが歯車のような部品です。
この部品にねじを嵌め込み、上から歯車が動く高さで蓋をすれば約180度ねじが動けるようになります。

②蓋固定方法

次に歯車を固定方法です。

がっちり固定してしまうと歯車が動かなくなってしまうので、ほどほどにガタがある固定が必要でした。

3Dプリンターで完結できる構造を考えました?
蓋につけた突起を本体の穴に嵌めることで引っ掛かり固定される案です。

 

これで行ける!と特に考えず印刷してみましたが、、、

穴の方が0.5mm小さめにできてしまい入らない。。。
穴をやすりで削って入るようにしてみたが、
蓋が折れる。。。
と使い物にならなかったです。。。

ちゃんと応力解析しないとですね。。。
PLAの物性値が欲しいw

 

再々モデリングした結果、このような構造になりました。

3Dプリンターで完結させるのは諦めました?

やっぱりねじが楽ですねw

いざプリント

キチンと印刷が完了しました。

部材を並べてパシャリ

歯車の動きはこんな感じです。

ねじ止め前ですが、うまく動きそうです。

 

 

しかし、ねじ穴がまた小さい・・・
ナットを入れる凹も小さい・・・

大きめにしたのに・・・この辺は経験が浅い故仕方ないですね。
今後蓄積していかないと!

 

力技でねじを回しながら穴を広げちゃいましたw

組み立て完成です!
ストラップもつけてみました。(これもダイソーです))

 

歯車も周ります!

 

 

ビデオカメラ取付

ドキドキですが、つけてみました。

歯車の調整もいい感じですが、単純にぐりぐり締めたら向きがたまたま合ってくれました。

いい感じです!!

強度が心配だけどぶら~ん。

 

今のところ壊れそうにありませんw

最後に

最初のモデリングが完成したのが、1月15日。
最終的に完成したのが2月4日・・・
結構かかりました。

というのも、
ねじをコーナンに見に行ったのですが、1/4インチのねじが無くてAmazonで購入しました。
安いねじにしたため中国から発送となり、2週間くらいかかりました?
まだかまだかと待ちくたびれました。
こればっかりは仕方ないですね。

ねじが届いてから印刷して、うまくいかず3回くらい修正してやっと完成しました。
文才が無いので、うまく書けませんが、まだまだ3Dプリンターをモノにできていないなと感じました。

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